メンヘラはジャスミン茶が好き

冷蔵庫で保存(10℃以下)し、開封後は賞味期限にかかわらず、できるだけ早めにお飲みください。

ナゾノクサ

先日オーストラリアに旅行した時に、ヒッピーの聖地ニンビンに寄りました。

 

そこで”ナイキのTシャツにアディダスのバッグ、ピューマのスニーカーを着た青年”に出会いました。

こいつ全然ヒッピーじゃねぇなと思いながらも青年と会話します。

青年はニンビンで生まれ育って、ここでお土産を売って生計を立てているそうでした。

 

青年に「お土産買ってく?」って聞かれたので、どんなのか見せてというと

そいつは「ここでちょっと待ってて」といい、建物の裏に消えていきました。

 

彼はシャーマンのような女性をつれて再び現れました。

シャーマンは緑色のナゾノクサを取り出し、「これいいやつだから、1オンス(28g)でA$300で売るよ」と言います。

 

ぼくは少し迷いましたが、買いました。

シャーマン うそ つかない とおもい信じました。

 

ナゾノクサは個性的で強烈な青々しく甘い香りがしました。

小石大の房が30個程度ジップロックに入っていました。

ジップロックを透過して匂いが漂ってきます。

 

ぼくはどうやって使うのか青年に聞いて、その場でクサを刻むためのグラインダーと

手巻きタバコセットを購入しました。

 

それから一通りニンビン観光をしてから車でニンビンを後にしてバイロンベイへ向かいました。

 

バイロンベイもヒッピーの聖地とされていてバックパッカーやゆるーいスローライフをしている人がたくさん住んでいてとても良い街でした。

 

バイロンベイの宿泊先に到着して、さっそくナゾノクサを開いて手巻きタバコを作ってみました。

 

ナゾノクサは緑色で少しベタベタしていて、匂いはやはり凄かったです。

しかし決して悪臭ではない、不思議で甘美な匂いが部屋に広がりました。

グラインダーで細かく刻んで、手巻きタバコに巻いてみます。

苦戦しましたが、なんとかタバコの形になりました。

 

 ぼくはベランダに出て、ナゾノクサに火をつけて吸ってみました。

ナゾノクサのタバコはハーブのような味がして一般的なタバコよりも吸いやすく

ぼくは生まれて初めてタバコを美味しいと感じました。

ナゾノクサは美味しいのです。これは意外でした。

 

1本吸ったところで、酔い?が回ってきました。

お酒と似たようなふわっとした感覚が首から上に現れます。

目を瞑ると周囲の音を敏感に感じ取ることが出来ました。

そして重力、遠心力も感じ取ることが出来ます。

これはとても不思議な体験でした。

 

ベランダから部屋に戻り、ベッドに寝て音楽を聴きます。

音符が全身をめぐるような感覚に包まれます。

一つ一つの音がしっかりと聴き取れ、音に深く入り込んでいきます。

それがとても気持ちよく、音楽とはこれほどに気持ちがいいものだったのかと知りました。

 

全身で音楽を聴いていると不思議とお腹がすいてきました。

夜食用に買い物をしていたので、お菓子とビールを食べました。

プリングルスを食べると、塩の味、じゃがいもの味、シーズニングの味がそれぞれはっきりと区別できるほどに理解できました。

理解できるのは味だけではなく、それぞれの食感まではっきりと感じ取れます。

この感覚はものすごく楽しく、プリングルスが何十倍にもおいしく感じました。

 

ビールを流し込むと小麦の味、ホップの苦味が明確に感じられて

複雑なビールの味をすべてを感じ取ることが出来ます。

苦味、甘味、コク、フルーツ味これらすべてが混ざりあっていることが理解できるのです。

めちゃくちゃ楽しいし格段に美味く感じました。

 

この瞬間、ぼくは間違いなく美味しんぼ海原雄山を超えていました。

でも、一部の天才はあの研ぎ澄まされた味覚を持っているんだろうなぁと思いながら

そりゃ美味しい料理を作れるよなぁと変に関心しました。

 

 ナゾノクサは人間の5感を研ぎ澄ます効果があるようです。

聴覚、触覚、味覚などを敏感にさせ、人間の本来持つ能力を最大限まで引き上げてくれるような効果を感じました。

また、酔って?いるときは非常にリラックスしていて、暴れたり、騒いだりということもなく

温泉に入っているときのような心が満たされるような感覚になっていました。

 

ナゾノクサはオーストラリアでは割とメジャーなようで

吸っているときにすれ違った人からは「いいね!楽しんでね!」なんて声を掛けられることもありました。

 

人生で一度は ナゾノクサを経験したほうがいい。

ぼくはそう感じました。