メンヘラはジャスミン茶が好き

メンヘラじゃありません

Bluetoothとおじさんと私

雨の日の南武線はめちゃくちゃ混む。

 

ぼくはBluetoothイヤホンで音楽を聴きながら通勤している。

ズボンのポケットにあるスマホからBluetoothを飛ばして聴いている。

 

今日も雨が降っていた、例に漏れず電車は激混み。

ぼくはポケットにいれたスマホを取り出すことが出来ないまま電車に詰め込まれた。

ぎゅうぎゅうの車内で無心になりスピッツに耳を傾ける。

雨の日の満員電車の中、スピッツがぼくを癒してくれていた。

 

電車の扉が開き、また人が乗ってくる。

その時立ち位置が少し動き、ぼくは小太りのおじさんと密着した・・・。

 

おかしい、草野マサムネの声が途切れる

♪♪~~プツリ・・・♪~~プツリ・・・・

あぁぁぁあああ癒しが消える、ストレスに変わっていく。

首元のBluetoothの電池は切れていない・・何故だ・・・。

 

おじさんの腹がぼくのポケットに密着していた。

腹の脂肪がスマホを覆っていた。

 

 

 ?!・・・脂肪がBluetoothを遮断している?!

 

 

試しに無理やり腰を引いてみた。

・・・・スピッツが復活する!

満員の圧力に耐えきれず腰を戻す 。

プツリ。

 

 

Bluetoothは脂肪に遮断されていた。

 

 

ねぇ知ってる?脂肪はBluetoothを遮断するんだよ。マメシバー。

うるせー!!!

 

もしかしてデブはBluetooth途切れやすかったりするの?!

お太りの方で満員電車でBluetooth途切れやすいと感じている方いますかーー!!

それ、てめぇの脂肪のせいだからな?!メーカーに苦情だすなよ??!

 

 

 

ごめんなさい、興奮しました。

 

 

 

その日の満員電車は身動きがとれなかった、草野マサムネは復活しない。

おじさんの腹は暑苦しい上にぼくからマサムネを奪った。

 

 

つれぇ・・しにてー・・・あぁ・・・・。

ぼくは考えるのをやめた。

 

 

南武線は「Bluetoothとおじさんと私」の絶妙な位置関係を保ったまま目的地の駅まで

死にたいぼくを運んで行った。